おぅちに帰ろぅ

一通り話しを終えて私は口を閉じた



杏も複雑な顔をしていて無言だった






私達にしばらくの沈黙が流れて5分…


杏がゆっくり静かに喋った



「もぅ決めちゃったんだよね?」



「うん」



私は静かに杏の問いに答える



「ホントに芽衣は好きの気持ちに…フタしちゃうって…決めたんだよね?」




「……うん」



杏の目から涙が零れ落ちていくと同時に私の目からも涙が溢れてくる




「芽衣が…そぅ決めたなら私は何も言えないゃ…

芽衣一度決めたコトは何があっても覆したりしないもんね…」



涙を手の甲で拭いながら笑う杏…そして杏は私をギュッと強く抱きしめてくれた