おぅちに帰ろぅ

「芽衣、さっき陸斗くんと一緒に学校来たんだね。仲直りできたんだぁ。」


「残念ながらまだまだ冷戦中だょ…。
今日はお母さんの命令で私を学校まで連れて来てくれただけ。」


そぅ言いながら私は杏の机の横を通り、杏の前の席の椅子を引いて座る。


杏と私の席は窓際の後ろから2番目と3番目なんだ。



「そっかぁ。芽衣ってスッゴい方向音痴だもんね。」


杏はお母さんと同じよぅにハッハッハッハッ…っと口を力いっぱぃ開けて笑ってた。


杏って私のお母さんに似てる…性格が…。