「しばらく誠はそっとしてやった方がいい。」



蓮が私の頭を撫でた。










誠は昔から私を笑わせてくれてた。




一人施設で慣れない時も


私にチョッカイを出して


蓮に怒られても


いつも自分のオヤツを分けてくれて素直にごめんねって言ってくれる優しいこ。



学年が上がってますます人見知りになる私と世間に興味無い蓮を

周りと喋るキッカけを作ってくれる誠は誰に対しても人懐っこく頼れる存在。






いつも頼ってばっかて


何にも出来ない自分に腹が立った。