『今、家?』


『うん。』


『1人で大丈夫?』

菅野ー!


叫び声がした。

窓の外を見る。


『雅君!』


私は外に出た。


『おまえ、まだ泣いてんじゃん。』


『だって、まだ好きなんだもん。』


雅君は頭をポンポンとなぜてくれた。


『俺じゃ中井先輩の代わりにはならないけど頼りにしろよ!』


『ありがと。』


『じゃあな。』