「帰んぞ」 「あー…あの、涼雅!」 あたしの前を通り過ぎたところで、涼雅が立ち止まった。 「あれさ…あたし部活あるし、帰り待ってなくていいよ?放課後、寄り道することもあるし…」 あたしは言葉を濁しながら伝えた。 涼雅の目は見れなかった。 「別に。俺が待ちたいから待ってるだけだし。寄り道すんなら付き合うし」 「………うん…」 あたしは返答に困って俯いた。 .:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.