オレンジ 〔実話〕




全部全部、悠一に話した。
メールの文章を打ちながら、あたしはいつの間にか涙が止まらなくなっていた。



思い出すのが怖くて、悠一に嫌われるんじゃないかってすごく心配で‥‥



”送信ボタン”をいつまでも押すことが出来なかった。



携帯を持つ右手が震える。
脳裏には、恐ろしい過去の回想。
いつまでも前に進めない自分に呆れる。
そして、腹立たしい。



あたしいつまでも馬鹿みたい。
過去ばかり見つめてさ。
ほんと呆れるわ。