オレンジ 〔実話〕




「実際に会って、悠一があたしを見て、退かれるのが怖い。外見も内面も‥」

あたしは、続けて言った。

「最低な男って、散々かおりから忠告されたのに‥好きになっちゃって‥‥どんな顔すればいいかわからないんだ‥」



かおりは、表情を歪ませ少し悩んでるように見えた。
しかし、あたしの方を向き直り言った。



『確かに、うちはそう言った。実際に真実だし、お前を止めた。
だけど、お前は好きになった。
もう、止めても聞かないだろ?
だったら、好きな気持ち貫けよ!
だから、1回会ってみろよ?』



そう。
もう止めることは出来なかったんだ。

恋心をすべて、吸い捕られた気分だ。