オレンジ 〔実話〕




かおりに冬休み中の出来事を全部話した。悠一と会ってみたいということも‥



あたし、かおりに

『悠一を好きになるな‥お前が傷つく』

と助言されてたのに止められなかった。



あたしは知っていたはず。
“悠一は最低なヤツ”だってこと。
話聞いたとき、ほんとに冷めた。

かおりの知り合いと付き合っていた時、酷い振り方をしたこと。
すごく、勝手なヤツだってこと‥



だけど、関わっていくうちに気持ちが変わっていった。
悠一の優しさを信じてみたかった。



「かおり‥あたし、悠一が酷いヤツだってわかっていても‥好きになっちゃったんだ‥」



これが素直な気持ち。



かおりは笑いながら、言った。

『知ってたよ。顔見てればわかる。』