「俺がやるよ」


そう言って、片づけは裕介がやってくれた。


午後の時間は、ゆっくり流れてく。


心葉の冬休みの宿題を、裕介が手伝っていた。


算数が苦手なんだよね、心葉。


私も数学、大嫌いだったけど。


こたつでぬくぬくと温まってると、だんだん眠くなってきた。


私はいつの間にか、眠りに落ちていた。


「あっ、お姉ちゃん寝てる」


「ほんとだ」


「お腹が重いと、疲れるのかな?」


「そうだと思うよ」


俺は立ちあがって、近くに落ちてたタオルケットをかけてやった。


肩が冷えて、風邪引くといけないから。


「赤ちゃん産まれたら、お姉ちゃん付きっきりになるよね」