「連絡してくれたの?」


「うん」


「ありがと」


「愛花」


「裕介」


「お疲れ様」


「裕介も」


「疲れただろ?眠った方がいい」


「ん、大丈夫。赤ちゃん、温かかったね」


「ああ。生きてる」


「うん。大切なものが増えたね」


「ああ」


何よりも大切なもの。


自分の命に代えても、守りたいもの。


それが愛花と、新たな命。