「お腹痛いかも」


「はっ、マジで?」


「うん」


時計を見ると、午前4時。


「病院行く?」


「でもまだ早いかも」


そう言って少し痛そうな顔をした。


「わかった。もう少し様子をみるか」


「うん」


しばらく様子を見ていたけど、だんだん陣痛の間隔が狭くなってきた。


病院に連絡を入れると、連れて来てと言われたので病院に行くことにした。


「お姉ちゃん、大丈夫?」


たまに私が痛いと声を上げるから、ずいぶん前に心葉が起きてしまってた。


「うん。大丈夫」


心配そうに私を見つめる心葉。