「ただいま」


「おかえり」


心葉が勢いよく、リビングに入ってきた。


「ただいま、愛花」


「おかえり」


その後から、裕介も姿を現した。


「心葉、何か買ってもらった?」


「お菓子。お姉ちゃんも食べる?」


「うーん、後で貰おうかな。今からお昼作るから」


「あっ、あたしもやる」


冬休みを利用して、心葉が私の家に泊まりにきた。


「ねえ、心葉。おじさん間違いなく、買い物出来た?」


「うん。大丈夫だったよ」


「大丈夫だったって、裕介」


「当たり前だろ」