「ビー玉、青くて綺麗だね。」 「だから、透明なんやって。」 ニカッと笑った顔は、やっぱりあの日の歯が欠けたままだった。 「うん。」 だからあたしもニカッと笑う。 抱き着いてしまおうかと、唇をきゅうっと噛み締めた。 「青い瓶に入ってるから青く見えるねんで。 ビー玉は透明や」 「うん」