「よし、仲直りにラムネこーたろ」 そして決まって彼は、舞い戻ったあたしを見て笑い あたしの手を引っ張り、駄菓子屋に向かう。 「よっこらしょ」 思い出に耽ったまま、あたしも汗を拭い立ち上がる。 静かなパラレルワールドの中をもう少し泳ぎたい そう感じてサンダルを履きなおす。