「あ、遼ッ!遼も忘れ物ー?」


「裁縫道具忘れてった。」


「ははは、ばっかじゃないのー?家庭科に裁縫道具忘れるとかー」


「うるせーよッ」



こんな会話、



すぐに終わってしまう。



でも、俺はこんな少しのことでも



全然よかったんだ。



瑞希・・。君のことが



好きだから。