戦国遊戯

「そうか、落ちたか」

信長の言葉に、学は頭を下げた。

「はい。先ほど、使いのものが戻ってまいりました」

信長は顎のひげを撫でながら、さらに聞く。

「伊達のところに行った者は、まだ戻ってこないのか?」

聞かれて学の眉がぴくりと動いた。

「…申し訳ございません。まだ」

学の言葉に、信長ははぁ、と息をついた。

「まぁよい。時間はまだある」

信長はくるっと背を向けた。

「学よ、戻り次第、報告を入れろ」

「はっ」

学はまた、頭を下げる。信長はそのまま、奥へと消えていった。

「邪魔はさせない」

学は、ぼそっと呟くと、手をぱんっと叩いた。次の瞬間、いきなり玲子の後ろに、人が現れた。

「きゃ!」

そのまま玲子は、畳に押さえつけられる。もがこうとするが、がっちりと腕をとられていて、少し動くだけで、間接に激痛が走った。

「田中くん!一体、何をする気なの!?」

学はまた、ねっとりとした笑みを浮かべる。

「君は、最高の餌になるようだからね」

そう言って、玲子の首を後ろから殴りつけた。

「う!」

意識が遠退いていく。

「ゆ…きー…」


玲子はそのまま、意識を失った。