「ちゆり、これでチェックメイトですわ。」
―っ!
姉さんは私の後ろでライフルを私に突き付けて立っていた。
しまった!ベレッタはバッグの中。しかもバッグはここから少し離れたテーブルの上、少しでも動けば姉さんのライフルが火を吹くみたい。
「フフ・・・♪スナイパーでもあるなたが後ろを取られるなんて無様ですわね。それに自慢のベレッタも使えない。せめて一撃で終らせてあげる。」
―まさか姉さんのこの一撃で20年の人生は終るなんて悪い冗談よね。
はっ!これまでの記憶がっ!!これがシネマティックレコード!?短かったけど面白い人生だったわね。
―さよなら。ちるみ。姉さん。







え?
取りあえず振り返ると姉さんが持つ銃の銃口からは花が出ているだけだった。