ゆっくりと立ち上がって

服についた埃をはたく。


黒髪に黒い瞳の人々。


どんな形にせよ

とりあえず目的地には着いたみたい。



しかしこの後どーしよう?


一瞬にして集合場所に

連れてってくれるはずだった

レイヴァールはいない。



時空の狭間だかなんだかで

いまだに黒いのと言い合いしてるだろう。



あたしを落としたことにも気づかずに。



まったく

ここが海のど真ん中とか山のてっぺんとか

じゃなくてよかったよ。



レイヴァールあとでしばく。