「ごめんなさいっ…僕は…」 謝らないで、先生は悪くないんだからっ、 そう伝えたいのに、息が苦しくて声が出ない。 呼吸器が曇る一方で、この苦しさは消えずに増すばかりだ。 ああ、待って。 まだ、まだ伝えたいことがあるの。 一番大切なことをまだ伝えてないのに--――