年下がダメな理由

トントントン・・・・・。


遠くからリズミカルに、まな板と包丁を器用に使う音が聞こえる・・・。

・・・・・。

眠い・・・。


『はっ!』



ヤバイ!こんな時間。
時計の針は、7時30分をさしている。
目覚ましが鳴らないなんて・・・。

って言ってる暇ない。

早く起きなきゃ!


着替えて、台所を見ると。
潤也がテーブルに座っていた。

「おはよ。」

『・・・・。これ。あんたが作ったの?』

「そっ。結構、努力したんだよ。この間は、完全に失敗したからね。」

テーブルには、綺麗に食事が用意されていた。

「早く座って食べたら。」

『うん。』