年下がダメな理由

横でスヤスヤ寝ている潤也を見るのは、これで2回目だ。

相変わらず可愛い。
枕を抱えて寝ている。
つい。見てしまう。

私がもし、同じ歳だったら。
考えなく感情だけで、行動できるだろう。

でも、そうは行かない歳になってしまった。

見ていられただけで十分。
そばに、居られただけで十分。
好きになっただけで十分。

満足。

そう。

もう。十分満足。


そんなことを考えてたら急に潤也を抱きしめたくなった。

寝てるしね。気付かないだろう。

そーっと。

手を回して、潤也を抱きしめた。

体温を感じる。
暖かい。

・・・・・。

なんだか、ほっとする。


・・・・・。

そのまま、眠りに落ちた・・・。

・・・・・。

夢の中?そっと、キスの感覚がある。

やわらかい。
甘い感覚。

眠い・・・・・。


・・・・・。