年下がダメな理由

・・・・・。

潤也がまた、急に真面目な顔をした。

「葉子さんが好きだから、俺のそばに居てほしい。」

『・・・・・。』

すっごくうれしい。飛び跳ねたいくらい。

でも、現実は違う。恋愛をするには歳を取りすぎた。

「ダメ?」

『簡単にうん。とは言えない。少し、考えさせて。』

「分かった。」

『よし。話はおしまい。今日はもう遅いから、うちのソファー特別に貸してあげるから、寝てっていいよ。今、毛布持ってくるから。』


私は、部屋に戻って。毛布を取りに行った。

振り返ると、潤也がいた。
心臓がドキっとした。

『びっくりするじゃない。な、なによ?』

「俺も、こっちがいい。」

私のベットを指をさしている。

『なに、馬鹿なこと言ってんの。』

「いいじゃん。何もしないからさ。」

『そういう問題じゃない。』

「ケチ。」

『あぁ。もうわかったから。なんか、したらタダじゃおかないからね。』

「はーい。」

急にうれしそうな表情になった。

こいつ単純この上ない。