年下がダメな理由

潤也の目が本気だ。

・・・。

まずい・・・。

《ドスッ》

思いっきり、突き放してしまった・・・。

案の定・・・。
床に転がる潤也・・・。

「イッテッ・・・・。」

今度は、腰に手を当てている。
かなりの痛そうにしている・・・。


『あ、あんたが急に抱きつくから悪いんでしょ。』


声が微妙に上ずってしまった。


「だってさ。」


ね。

ほら。

すぐ、拗ねるこの態度。


ホントに困る・・・。
いい年して、好きになるなんて・・・。


でも、もう決めた。


揺らがない。