パスタが来た。


「すごい美味しそう!」


「お店当たりだったかもな。」


そう言いながら、俺達はパスタを食べていく。


「いいぞ、味見して。」


俺はパスタを美優の方へやる。


びっくりしている美優。


「お前ペペロンチーノと悩んでいただろ?」


俺はお前の事、お見通しなんだよ!


てか、ずっと見てただけだけど・・・。


ははっ。


美優のも一口貰っちゃお!


勝手に美優のカルボナーラをパクリ。


これも、うめー!


そこにアイツが


「何だか優一君と美優ちゃん恋人同士みたいだな。」


「そんなことないです!」


おい即答するなよ!


俺はすぐ傷つくんだぞ!


「だって誤解されちゃうじゃん!」


誤解されて良いんだよ!


てか、誤解じゃなくなりてぇ。


そこに追い討ちをかけるように美優が、


「優一とは兄妹みたいなもんだから。」


俺、いじけてやる・・・。