間違い電話 ~もう一つのお話~

結構俺達は良い試合をした。


美優も楽しめたか?


「美優ちゃんお疲れ。」


ん?見ると


アイツは美優にタオルを投げてる。


今のアイツちょっとカッコよかった?



「それにしても優一君は上手いね!」


おぉ!アイツもいい事言うじゃん!


「優一は学生の時からずっとテニスバカでしたから。」


って、美優?お前何答えてる!


今バカって言った?


テニスバカって!


むかっ!


俺は思わず美優の頭をポンッと叩いた。


「テニスバカじゃなくて、テニスばっかだろ!」


「そうともいう~!」


美優は舌をペロッと出した。


可愛い・・・。


その顔に免じて許します!


許させて下さい!