泣きたくなんかないよ。

でもあたしの涙腺は、


あの時から壊れたみたい。



「……ごめんね、


いっつも傷つけてごめんね……。」


どうしてあたしは辛いの??

みんなの顔が歪むの??


………帰りたい。

もう一度生まれ変わるなら、


普通の女の子として、普通な奏ちゃんの傍に


幼なじみとして生まれたかった。


きっとあたし達は

近づきすぎたんだよ。




「………大好きなの。」

「歌音ちゃん、もう喋らなくていいから……!!」

「泣かせたくないよ……??」

「泣いてなんか、ないよ。」


















「meanはあたしの存在意義……。」

meanに込められた想い。


それはあたしの存在意義だったんだね。



あたしの存在意義は??

存在価値は??

あたしは、


何のために生まれた??



詩月の為??

音崎の為??

どうせなら、


奏ちゃんの為って言いたいな。


















「もう一度……やり直したかった。」


「歌音ちゃんっ!!!」

………沈み始める。

記憶の沼底に。