「お前、ベースは弾けるか??」

大橋さんに再会した、次の週の土曜日。

tone全員が、スタジオに呼ばれいよいよ再起までの準備期間が始まった。


「………楽器なら一通りは。」

「なら弾いてみろ。

曲は何でもいいからな。」

と投げ渡されたのは有名ブランドのfenderの黒色ベース。

………楽器は投げる物ではないのですが。

とも言いづらいので、調律をし始めるあたし。

(かなり手入れされてる。)

改めて大橋さんの音楽魂を感じさせられた。

…………ハァ。


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

弾いた曲はあまり覚えてない。

何か、昔誰かに習ったっぽい曲だった感じがするけど、

懐かしい、

それが弾きながら想った事。