嫌いになるまで傍にいて



「俺に触れてほしいんだもんなぁ?」


「それは…っ」


駄目だ。


コイツ、変なスイッチ入っちゃった!?




「…なんてな(笑)

ごめん。怖がらせた?」


そう言ってあたしの部屋へと続く階段を上がる。


「俺が触れたいだけなんだよな…」


そう言って苦笑いする湯川に


胸がキュッとなる。





そのままベットに降ろされたあたし。


………?


湯川もあたしに合わせる様に向かい合って座った。



「あの…さ…」


「うん…?」


なんだか挙動不審??


「言わなくても解ってるかもしんねーけど…」


「…うん」


「やっぱ、椎名とはちゃんとした関係でいたいから……」


「湯川?真っ赤……?」