調理実習後。 「で…2人、何企んでるの?」 険しい顔のあたしの前には、 俄然笑顔の2人。 「え、何だろぉね~っ♪」 頭に拳を軽くあてて、 首を軽く傾げる紗也華。 「はぐらかしても、無駄っ!」 「まぁまぁまぁまぁ…♪」 じゃなくてー…。 「大体、見当はついてるんでしょ?」 「…、…早川先輩?」 『当ったり~♪♪」 2人の声が見事に重なる。 でも、どうして?