まだ、感触あるし~…。 窓に映ったあたしの顔は、 ありえないくらいに赤かった。 * * * 静かに、調理室に戻る。 「あ~っ!明依、何やってたの!?」 「ご…ごめんてばぁ…。」 怒ってるよね、そりゃ…。 怒って…る…よね…? 大声を張り上げた割には、 紗也華の顔は笑顔で。 隣に居た結乃も、何故か笑顔。 「え…っとぉ…?」 「まぁ、取り合えず、つくろっか♪」 聞こうと思ったところで、 結乃に流されちゃったし。 後で聞かなきゃね。