「明依さぁ…敬語なんて 使わなくて良いって(笑)」 そういって、髪の毛を くしゃくしゃ、って。 「いやっ…癖みたいなもんで♪」 こんなの嘘。 本当は、先輩達みたいに 普通にタメで話したい。 けどね。 それをしちゃったら、 もっと。 ってどんどん欲張りに なっていく自分が怖いの。 彼女でも無いし。 まわりから見たわたしなんて、 少し気に入られてる後輩。 くらいで。