「…はい…。」 でも、やっぱり名残惜しくて。 けど行かなきゃ…だよね? 「じゃあ、また、後で」 元来た道の方を向いて、 歩き出そうと、した…けど。 あたしの腕は、先輩につかまれて、 あたしの体は、先輩に包まれた。 「…じゃあな♪」 そう言って、優しくおでこに、 ―…キスをした。 「っ…!?」 先輩の方を見ると、手をヒラヒラ とさせて、戻って行った。 「もぉ~…」 不意打ちは、ずるいよ…ねっ!?