その時期から、あたしは 早川先輩の事を追っかけるのが 忙しくって…。 その時期に、紗也華に、まさかの 彼氏が出来た!…とか。 自分自身でも、自分の誕生日が 近い、って事、忘れてたし(笑) だから、誰かに祝ってもらおう! …なんて事も、もちろん無かった。 誕生日の当日。 その日も、もちろん、朝早くに 登校して…って感じで。 やっぱり目立つ、早川先輩。 いつも通り、駆け寄ってくれる。 「おはよう」の一言が待ち遠しくて 早川先輩の声が聴きたくて。