恋愛パーセント

「…かも、って事は…さ。
まだ、完璧に諦めてねぇって
事…なんだよな?」


首を傾げる。


「…てか、知ってたんだね!」


どうしても笑えなくって。
苦笑いになっちゃったけど。


「あぁ…見てたらわかる♪」


「でも、あたしね?
陽汰が、あたしの事好きって…
言ってくれて。ドキドキ…した。」


また、少しの沈黙。


「だから、その…ね?
もっと、もっと好きになって
みせるんだからっ♪」


わざと顔の横にピースを作る。


「馬路…で!?」


打って変わって、きょとん、と
した表情になって。