でも、きっと。
前へ進めば何かは変わる。



あたし、陽汰を…選ぶ。


"自分を愛してくれるから"
そんな都合が良いだけの
理由なんかじゃない。


"笑顔で居られると思うから"
陽汰の隣に居れば。



帰り、陽汰の部活が終わるのを
校門の近くで待っていた。



わたしが、OKしたら…
陽汰、どんな顔するかな?


陽汰が所属しているサッカー部の
集団が見えてきて。

たくさんの男の子達が居ても、
陽汰はすぐ見っけられる。