中途半端のまんま。


早川先輩の事だって、
諦めきれた訳なんかじゃない。


けど―…


陽汰の事も意識し始めてる。



けど、中途半端じゃ駄目なんだ。


返事を急かさない陽汰に、
甘えてしまいそうだから。


うじうじしたまんま、
卒業するのをただ待つ…?



わからない、解らない、ワカラナイ。


わかろうとするほど、余計に。