また少し教室がざわめく。 「よ…陽汰、違うよね? 何かのデマカセみたいな?」 こういう注目されるのに 慣れてないあたしは、 対処に困っちゃって…(泣) 「デマカセじゃねぇーよ?」 『いやぁあぁあぁっ!!!!」 野次馬となってうちのクラスに 集まって様子を見ていた 女の子達が一斉に叫んだ。 「あー…もう、ちょっと来て。」 そう言って掴まれた手首。