追いかけてきてくれる?


―…それが狙いで、
逃げてきた訳じゃないのに。


早川先輩と、一緒に。
お昼、食べたかったのになぁ…




思いっきり扉を閉め、
数段の階段を駆け下り。

とにかく走った。


結局着いたのはグラウンドに端っこ。



着いた頃には、もう昼休み終了の
チャイムが鳴り響いていた。



次の授業は休もう―…



柔らかい草の上に腰を下ろした。