昼休み、ラウンジでハルにパスタセットを奢ってもらった後。
中庭に出るとユカが走って来た。
「ミア、ハルおはよう。」
「おはよ〜じゃないよユカ!」
ぷんぷん怒ってるハルを横目にユカはあたしに抱きついた。
「ん〜ミア今日も可愛いい。なんでこんなにちっちゃいのあんたは。」
ユカはあたしの頭に頬をぐりぐりすり付けた。
私の身長は151センチ。ユカは169センチ。ちょうどいい身長差だ。
「おはようユカ。あのさ、さっきハルにも言ったけど、今日夜みんなと飲みに行こう?」
「行く〜。てか、ミア昨日大丈夫だった?」
昨日。
そう、泊まる所がなくてセイチャンの家に泊まったんだ。
「うん。大丈夫だよ。」
あたしはセイチャンの話をしなかった。
だってユカは、心配性だから…きっと…
「あ〜良かった!もうミアの事だから変な人に着いてっちゃったらどうしようかと思って!」
きっとバレたら怒られる。
あたし、
なぜか、
男女年上年上関係なく可愛いがってもらえるんです。
だからここは居心地がいい。
みんな優しい。
あたしを甘やかしてくれる。
まぁ、恋愛対象になる事はほぼないのが難点。

