「でさ、2年生なんだけどー…」

「行かねえよ?」

「…何で言うことわかった?」

「大体わかる。」

「なら話は早い!一緒にー…」

「行かねえよ?」

しかも先輩の廊下は通ってはいけないとか

規則なかったっけ?

「お願い!これで最初で最後だ!
行かないと聖人君の恥ずかしい写真を
みんなに見せちゃいますけど、
よろしいですか…?」

涼輝はニヤっと笑った。

恥ずかしい写真…?

「何、それ」

すると、涼輝はポケットから

一枚の写真を俺に見せた。

「っ…!」

「お前の負けだ。よし、明日行くぞう♪お前を連れてくる約束もしてたし!」

「やっぱりそれか。
なんで俺?」

「かわいいから?」

「男にかわいいゆーな」