女には男に見せる顔と、

女子だけに見せる顔がある。

だからこそ「表」は信じられない。

「女」は皆同じだと思っていた

もちろん、そんな奴等に好意を

もったことは全くない。

だから人と付き合ったことも一度もない

逆に近寄りたくもない

興味もない。

苦手というより嫌いだ。

「聖人~そんなムスッとした顔
すんなよ~女嫌いなのはわかるけど~」

そうやって隣から話しかけて来るのは

涼輝。仲がいい。

俺が女だったら、惚れそうなほど

イケメン?…だな。イケメン。

「てかさあ~可愛い女の子に
教室の招待状もらっちゃったよ~♪」

「女と喋ったのか。寄るな。感染する」

「ひっでえな~相変わらずお前は!」

そういいながら涼輝はへらへらと笑う