顔も、名前も覚えるようになって。

でも、男子の顔と名前は

どうも一致しなくて

なかなか覚えられなかった。

そのときはまだ、

"和"という存在がいることも

知らなかった。

そして、中学校生活にも慣れた頃。

委員会決めがあってー・・

一番盛り上がりそうな

体育祭になりたかった私は

立候補した。

委員会って面倒臭そうだけど

体育祭実行委員は楽しそう。

そう思って手を挙げたら

同時に手を挙げた人がいた。

それが宮元 和だった。