「あたしはね、前から聖人が好きだよ────。」
聖人やっぱり背が伸びた。
すっごい包まれる感じになってる。
「えっ、え?」
まだ、状況が掴めない様な聖人。
ちゅッ
聖人の頬に、キスをした。
「だから、私は聖人が大好きだって言ってるの!和とは、もう別れた。だからここに来ることを許してくれたの。」
ギューーーーッ
強く抱き締めた。
「あけ・・・み?ってことは、」
「付き合ってあげてもいいよ!」
「ま、じで?てか、明美性格変わった?」
「かなあ?でも変わらないのは聖人だけだよ。」
するとクシャクシャって私の頭を撫でた。
「髪、ぐしゃぐしゃにしないでよ~!」
「明美、もういっこ言うの忘れてた。すっごいキレーになった。前もだったけど。」
う~・・・
恥ずかしいっ・・・
「聖人だってかっこよくっ・・・!」
「黙って。」
「んンッ・・・」
唇を塞がれた。
「不意打ち。」
聖人はニコっと笑う。
「も~!」
・・・その顔には負けます。
そして見つめ合って
もう一度、キスをした。
チュッ


