「先輩!先輩!橋本先輩!!」
最近俺に纏わり付く1年の女子がいる。
明美が卒業して
俺は高3になった。
1年も入学して。俺を可愛いという奴がまた増えて
涼輝をかっこいいという奴がまた増えて。
そして最近俺に纏わり付く1年の女子も"奴"の中のその1人。
何故か覚えてしまった。
というか、こんな珍しい名前覚えない奴がおかしいといえる。
"天千寺 苺"
何か・・・すげえ名前・・・
初めて会ったのは、4月。
1年は、上下関係がかなり厳しいことを知らなくて。
苺もそうだった。
苺は天然入りで、他の1年は先輩に怒られたりもう厳しいことを察知していたのに
苺だけはまだ気づいていなかった。
昼休みのときのこと。
3年の廊下を突っ切っていけば職員室は早い。
けれど、1,2年は遠回りをしなければいけなかった。
苺は職員室に向かう途中だった。
「まだわかんないの?それとも、涼輝君や、聖人君目当ての子でしょ?全く、困るのよね~・・・」
「すいません・・・」
今にも泣きそうな子。
周りの人はいつものことだと思って自然な廊下だった。
俺もいつものことだと思ってその子たちの前を通り過ぎようとしていた。
だけど。
最近俺に纏わり付く1年の女子がいる。
明美が卒業して
俺は高3になった。
1年も入学して。俺を可愛いという奴がまた増えて
涼輝をかっこいいという奴がまた増えて。
そして最近俺に纏わり付く1年の女子も"奴"の中のその1人。
何故か覚えてしまった。
というか、こんな珍しい名前覚えない奴がおかしいといえる。
"天千寺 苺"
何か・・・すげえ名前・・・
初めて会ったのは、4月。
1年は、上下関係がかなり厳しいことを知らなくて。
苺もそうだった。
苺は天然入りで、他の1年は先輩に怒られたりもう厳しいことを察知していたのに
苺だけはまだ気づいていなかった。
昼休みのときのこと。
3年の廊下を突っ切っていけば職員室は早い。
けれど、1,2年は遠回りをしなければいけなかった。
苺は職員室に向かう途中だった。
「まだわかんないの?それとも、涼輝君や、聖人君目当ての子でしょ?全く、困るのよね~・・・」
「すいません・・・」
今にも泣きそうな子。
周りの人はいつものことだと思って自然な廊下だった。
俺もいつものことだと思ってその子たちの前を通り過ぎようとしていた。
だけど。