「先輩、どこ行ったのかな~って思って。」

光り輝く笑顔

すっごく癒される。

でも、その純粋な笑顔に顔を向けられない。

「ご卒業、おめでとうございます。」

・・・

「僕は後一年ですね。」

・・・

「先輩?」

・・・

一方的に喋らせてる。

「先輩がいなくなると、寂しくなります。」

っ!!

バッと反射的に聖人を見てしまった。

「あ、先輩も僕がいなくなって寂しいですか?」

「・・なわけないでしょぉ?」

あ・・・、そういえば、

前みたいに戻ってる。

『あのさ、前みたいに普通に話しかけてよ・・・前みたいに接してもらはないと、寂しいよ・・・。』

そしたら、ごめんなさいって

言われちゃったんだっけ。