「ったあぁぁぁぁ!!勝ったぁ☆」

「負けた・・・まあ、いつもと同じことか。何回勝っても喜ぶよな~和は。」

そう、和が勝った。

「じゃ~、そろそろ帰ろうかな。暗くなってきたし。」

「おう!じゃあ、俺は、お邪魔なので、2人を送っていきません~♪」

なんていとっちが笑顔で話す。

「ん。」

「おじゃましました!じゃあね。」

いとっちの家を出た。

「今日は楽しかった~!和の退院祝いだったのにね!」

和と一緒にいると

会話が弾んで

「着いちゃった・・・」

すぐに家についてしまう。

「じゃあ・・・ね。バイバイ・・・」

そんなとき、

私の腕を掴んだ。

「え?」

ちゅっ・・・

「不意打ち」

和は意地悪そうな顔をした。

「もぉ~!」

「じゃあ。」

「うん!じゃあね!」

遠くなるまで手を振っていた。