「まじで、いとっちの家って落ち着く~・・・」

なんていって

3人でゴロゴロして

寝そべったりして

自分の一番落ち着く体制をして

めちゃくちゃリラックスモードになっていた。

退院祝いどころかただのたむろになっていて

いつのまにか、暇人の集いになっていた。

「久々にさ~、スピードトーナメント戦しない?」

和の提案

トランプゲームの"スピード"を

トーナメント戦でやる。

「!やろやろっ。」

「どうせ、和が勝つんだろ~?それでシードにならない限り、最下位は明美。明美もよく、いつまでも粘り強く挑戦できるよな~。」

そのとおり。

和は強くてあたしは弱い。

3人だから、一本シードが出来る。

シードにならない限り、あたしは・・・最下位。

「じゃあさ!トーナメントじゃなくて、チャンピオン戦は?」

「チャンピオン戦?」

「普通の戦い。まずは、いとっちとあたしが戦って、次にチャンピオンの和に挑む!ってのはどう?こんな簡単なこと、今までやらなかったよね。」

「あ、確かに。」