[続編]脱いでください。

しゃがんで、

顔を覗き込むように見た。

小さい子供のように、

頭を優しく撫でた。

「可愛いなあ・・・フフッ」

そして、

聖人を起こさないように

その場を立つと・・・

ガシッと腕を掴まれた。

「ん~・・・あ・・・明美・・・?」

寝ぼけ気味の聖人の声。

聖人が起きてしまった。

「あ、ご、ごめんっ!!起こしちゃった・・・あと、ドアが開いてたから・・・ごめんね?戸締りはちゃんとしてね。」

優しく話しかけた。

でも・・・

それは、たぶん

"最後の優しさ"