[続編]脱いでください。

お父さんを・・・見てられない。

「父さん、部屋に戻ってるな。」

「うん・・・」

俺は、

お母さんのトコに行く。

お父さんが、部屋に戻るのを確認して

パタン・・・

家を出た。

走って・・・

病院まで行った。

「ハアハアハアハア・・・・」

「ハア・・・」

病室の前まで来た。

ガチャ・・・

ドアを開けた。

幸い、"龍"という男の人と、同室の病人の人たちは居なくて。

「聖人・・・」

お母さんは俺の存在に気づいた。

「俺、お母さん好きだったよ。」

お母さんは黙って、俺の話を聞いた。

「でも、それは、もう過去形。お父さんを傷つけて!

お母さんなんて、悪者だ!

なんで・・・

なんで・・・」