[続編]脱いでください。

「・・・まあ、こういうことだな・・・」

「ねえ、お父さんはどうしたいの?」

お母さんは

「わからない・・・ごめんな・・・こんな父さんで・・・」

大好きだけど、

ひどい奴だ

お父さんの頬に輝くものが見えた

泣いてる・・・

胸がざわめいた。

なんで、

俺と、お父さんを裏切って。

お父さんの心をズタズタにして。

それなら、初めから

お父さんに期待持たせんなよ・・・

それじゃあ俺が、この世に存在しないことになる?

それでいいんだよ。

過去、学生時代のお父さんがお母さんを諦めるという少しの悲しみで

それからの未来は幸せに、輝くことになっていたかもしれないのに

・・・だから

俺は、生まれてこなかったほうがよかったんだ・・・

もっと複雑にさせてるのは

たぶん・・・最も、俺だから。